図書館の棚 5
最近は、読書欲はあるつもりでも、根がなく、やたら遅い。
それでも、何か読んでいたいキモチになる。
傍らに 図書館の本 もう立春
著者の荷が少ないエッセイ(S20年代?吉川英治が『新平家物語』週刊朝日連載時、小説休載と同字数分エッセイ(同小説関連文)掲載の、負担差の言いわけ謝罪文があった)は、読者にも気軽。
自分と同年輩以上(著者)の本が好き。
が、高齢で小説を書かなくなったり(ご自分で宣言も)、晩年のエッセイを残し亡くなったり…で、棚も寂しい。
まだ読んでない人、知ってる?人のエッセイが見つかる。
『大切な人』 宮崎恭子著(新劇女優、脚本家、仲代達矢夫人)
一刷発行日(1996,9,27)は没後3ヶ月忌
著者が挿絵も。
家族のぬくもりが見える優しいタッチ。
まるで小説のような内容は、時代的にも知ってたり知らなかったりと引き込まれる。
私と4才差での戦時記憶の詳らかさは、土壁に上塗りをして貰ったよう。
さまざまな挿絵や昔写真も嬉しい。
読んでよかったと思える本だった、ありがとう!宮崎恭子さん。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント