一葉祭
台東区立一葉記念館の「特別展・一葉と江戸」(10月1日~12月24日)のパンフを、先日貰っておいた。
そのうちの4日間、「一葉祭(11月20日~23日)」は無料公開。
都電終点(三ノ輪橋)から15分もありそうなので、天気情報とにらめっこ。
20日朝検索…「要申し込み」「申込不要」のものがあり、初日がいい。
で、すぐ出かける用意。
展示室に入ると、「東京芸大生・卒業生による長唄演奏があります…」のアナウンスが聞こえた。
会場は、小学校教室を少し長くした程の室。
先着60人に、10席以上空席のまま、11:00演奏。
長唄演奏「浦島」「廓丹前」
歌舞伎の舞踊演劇の時の、背後に並ぶ華やかなお囃子群の小規模版、を思わせる。
ほんの1㍍ほどでの演奏は、ほんとの非日常、酔わせていただいた。
11月20日11:28
まるで雛人形の五人囃子みたい!
1曲終わって、和楽器紹介
後列左2人…唄 右2人…三味線
材質…木の種類、麻ひも、皮(猫、牛、羊…)、和紙…。
笛…竹製2種類。白…メロディ(三味線と同じ) 黒(能笛)…調律が違う
小鼓…湿り気が必要。(演奏中も鼓に息を吹く…その位置に和紙が貼ってある)
大鼓…乾燥が必要。昔は炭火、今は電気で温め、直前に組み立てる。金属かと思う高音。薬指に和紙をぐるぐる巻きのようなサック。
太鼓…縦横周囲の調べ(赤い紐)をきつく締める。ばち(棒)は長短2種。
地下2階(研修室)の演奏後、2階、3階の展示室へ。
一葉資料と関連模型、江戸風俗の模型も幾つかある。
ガラスがなかった時代の天窓(小屋根部分)は、雨戸のような引き戸。
雨降り、真冬以外は換気効用にも?
長唄効果で、展示物への興味が増した気がする。
1階の受付わきの展示物がすごい。
特別展限定展示の3㍍四方の大作「江戸風俗人形・三浦屋模型」
“歌舞伎十八番の『助六…』場面に、そっくり…
舞台場面の方は、三浦屋の文字暖簾の下がる玄関口?と塀の外側だけ”
その内側 を覗かせてもらえた。
人形、道具と見事に揃って、もう感嘆…でした。
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コメント
一葉祭、よい催しに行かれましたね。
長唄演奏に使う楽器の使い方、勉強させていただきました。湿度、乾燥、微妙な音色を出すのに大切なのですね。
↓S席での「ツゥーランドット」鑑賞、良かったですね。うらやましい限りです。
投稿: がちゃばば | 2010年11月23日 (火) 23時20分
がちゃばばさん、おはようございます。
和洋…どこの郷土楽器でも、こじんまりした室内での演奏はいいものですね、魅力に酔います。
元気でいろんなものを聴いたり、いまのところ健康で、ありがたいです。
投稿: 高尾山 | 2010年11月24日 (水) 08時26分